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2014年7月6日(日)

きょうの潮流

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 静岡県浜松市の航空自衛隊浜松基地に隣接して、航空自衛隊浜松広報館があります。通称「エアーパーク」。広大な施設には、実物の戦闘機や銃器などの装備品がずらりと展示されています▼同館の案内パンフレットの宣伝文句は「見て体験して楽しむ航空自衛隊のテーマパーク」。戦闘機のフライトシミュレーションや映像シアターも設置され、自衛隊の力の入れようがうかがえます▼最近の日曜日に同館を訪ねると、家族連れなどにまじって、若者のグループも目立ちました。共通しているのは、必ず引率者らしき人物が付き添っていること。会話からすると、自衛隊関係者が引率した“隊員勧誘ツアー”のようです▼本紙5日付は、集団的自衛権行使容認の閣議決定が強行された1日を期して、防衛省・自衛隊が全国の18歳を対象に自衛官募集案内を送りつけている実態を報じています。隊員集めに、あの手この手と必死です▼募集案内のうたい文句は「平和を、仕事にする」。米国の戦争のために海外に派兵され「血を流す覚悟」(石破自民党幹事長)でたたかえという本音は、隠されたまま▼安倍首相は、集団的自衛権行使の口実として、邦人救出の米艦船の防護というありえない事例を真っ先にあげます。しかし、広報館に掲げられた空自の任務を説明するパネルには「緊急時における外国からの邦人輸送…大事な任務です」と。ウソとゴマカシで塗り固めた安倍流の戦争への道。若者を犠牲にしないために私たちも「広報活動」を強めたい。


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