2014年5月2日(金)
エジプト青年抗議集会
「4月6日運動」への弾圧に
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【カイロ=小泉大介】エジプトの首都カイロで4月30日、同地の裁判所が、2011年はじめの「革命」で主導的役割を果たした青年組織「4月6日運動」の活動を全面禁止する判決(4月28日)を出したことに抗議する集会が開かれました。
参加した「4月6日運動」のメンバーや、同運動に連帯する青年らは、「エジプトを解放しよう!」を合言葉に、かつてのムバラク独裁体制時代の復活を許さない決意を固め合いました。
カイロ大学の男子学生、アクラム・モハメドさん(20)は、「普通の青年たちの平和的な活動を妨害することは許せない。僕たちは抑圧や圧政のない自由で民主的な国を求めているだけです。判決が撤回されるまで頑張ります」と語りました。
女性医師のマイ・アリさん(27)も、「エジプトではいま、司法を含む国家機関やメディアが、軍をバックにした暫定政権の政治的意図に基づき動きつつあります。革命の先頭に立った私たち青年は絶対にこれを受け入れず、たたかいつづけます」と力を込めました。