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2014年1月6日(月)

きょうの潮流

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 今年最初の日曜日。買い物客が行き交う東京・銀座に勇壮な太鼓の音がひびきました。「八丈太鼓まごめ会」の初打ちです。両面を使い、下拍子が一定のリズムを刻めば、上拍子は自由奔放に打ち込んでいきます▼形式にとらわれず、黄八丈の着物姿の男女が代わる代わる楽しげにたたく。江戸時代からつづく八丈島の伝統芸能に会場の数寄屋橋公園は人だかり。東日本大震災の復興支援を呼びかけると、カンパ箱に次々とお金が集まります▼今回で17回目の支援活動。寄付金は同じく太鼓の盛んな陸前高田市に届けられます。会長の水野只道(しどう)さん(66)は「寒の入りの冷え込みのなかで、こんなに多くの人が足を止めてくれて。うれしいですね」▼太鼓のひとつに、きれいな折り鶴が飾られていました。じつは水野さん、若い頃から大の折り紙好き。以前、本欄で「おりづる9条の会」を紹介したところ、それを読んで「自分のためにある会だ」と思い、すぐに入りました▼1年間で1万5千羽を折り、5日で千羽鶴を完成させたことも。それは仲間の鶴とともに広島・長崎へ。「折っているときは精神も安定し、指先の訓練にもなる。それが憲法を守ることにつながるんだから一石三鳥にも四鳥にも」▼改憲をみずからの使命という人物が首相に座るいま、水野さんや「会」のメンバーは仲間をもっと増やしたいといいます。「太鼓は一打一打に、折り鶴は一羽一羽に、願いや祈りがこめられています。人と人のきずなや平和を大切にする心です」


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