2013年12月13日(金)
タクシー過剰
供給削減へ法改正
辰巳氏賛成「実効的運用を」
参院本会議
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参院本会議は11月20日、タクシー適正化・活性化法改正案の採決を行い、日本共産党など賛成多数で可決、成立しました。
日本共産党の辰巳孝太郎参院議員は19日の国土交通委員会で、タクシー事業の規制緩和の結果、供給過剰となり、長時間・低賃金労働がまん延する事態を告発。供給削減の命令措置の対象となる「特定地域」の指定など実効ある改正法の運用を求めました。
辰巳氏は、初乗りが特に安い「下限割れ運賃」や、5000円以上の料金を半額にする極端な遠距離割引を大阪で認めた結果、運転者が長時間労働を強いられ、業界全体の労働条件と安全性を引き下げていると指摘し、改善を要求しました。
法案提出者の三日月大造衆院議員(民主)は「法改正により、下限割れ運賃を変更命令の対象とし是正する。長距離の過度な割引が運転者の無理を生じさせ、安全性を損なうという悪循環は断ち切るべきだ。運賃ダンピングの厳格な審査を徹底する」と答えました。