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2013年12月7日(土)

きょうの潮流

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 「恥を知れ!」「自由を守れ!」「強行採決絶対させない!」。ドラムのリズムに合わせたラップ調の掛け声や、伝統的な「シュプレヒコール」。秘密保護法案をめぐる、ぎりぎりの攻防となった6日、国会前では、日が暮れるまで抗議の声が続きました▼色とりどりのプラカードを持った参加者は時間を追うごとに増え、夜の抗議集会・国会へのデモ行進になだれこみました。人々は民主主義の危機に立ちあがったのです▼第1次安倍政権は20回もの強行採決を繰り返しました。今国会での秘密保護法案の相次ぐ強行採決は、巨大与党の「数の暴力」復活を印象づけました。しかし、これほど多くの人々が街頭で声をあげ、包囲したのは、第1次政権時にはなかったことです▼法案の修正協議に加わった一部野党も、世論の力で「慎重審議」をいわざるをえなくなりました。昨夜は野党側が参院本会議での強行成立に持ち込ませないため、内閣不信任決議案などを相次いで提出。「会期内成立」を譲らなかった与党側も、2日間の会期延長を余儀なくされました▼官邸に権限を集中し、この国の支配者であろうとする安倍政権。秘密保護法案も、情報を独占しようという欲求によるものです。今後も「数の暴力」の危険はありますが、国民の抵抗も力強さを増すことでしょう▼戦後最悪の反動政権である安倍政権に対して、この国の自由と民主主義をかけたたたかいは大きく広がる―。デモ隊の声を聞きながら、そんな予感がしました。


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