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2013年7月23日(火)

主張

参院選での躍進

暴走に立ち向かう決意新たに

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 参院選の結果、日本共産党は比例代表で515万を上回る得票を得て5人が当選、選挙区でも東京、大阪、京都で議席を獲得しました。非改選の3議席とあわせると日本共産党は11議席になり、日本維新の会を上回り、参院での議案提出権を獲得しました。支持していただいた方、雨のなかも猛暑のなかも奮闘された方に、お礼申し上げます。選挙の結果、自民・公明の与党は参院でも過半数を超えました。安倍晋三政権の暴走に正面から立ち向かい、公約実現のために力を尽くす決意です。

対決し対案示す党として

 参院選での日本共産党の躍進が、安倍政権の暴走にひるむことなく立ち向かい、経済政策でも、原発や憲法問題でも、抜本的な対案を示したことが国民に支持された結果であるのは明らかです。投票日に各マスメディアがおこなった投票所での出口調査でも、「政権批判票の受け皿」として日本共産党が有権者に評価されたことが浮き彫りになっています。

 選挙終盤になってあわてて安倍政権の暴走を批判しても、阻止する足場を持たなかった民主党が大きく後退し、安倍政権を補完する役割があらわになった維新の会が伸び悩んだことを見ても、国民が安倍政権の暴走に不安を募らせ、それに立ち向かう力を待ち望んでいたことは明白です。

 安倍政権与党の自民・公明の両党で76議席を獲得し、非改選とあわせ参院の過半数を獲得したからといって、国民が安倍政権の政策を支持したといえないことは議論の余地がありません。安倍首相は選挙中の訴えの大半を経済問題に費やしましたが、その内容は株価が上がったなどの手柄話で、国民が不安を募らせている雇用の改悪や消費税増税については語りません。原発の再稼働や憲法改悪についてはほとんどダンマリです。圧倒的多数の国民は原発の再稼働や憲法改悪を支持していません。安倍首相とその与党が選挙で勝ったからといって政策が信任されたようにいい、暴走を加速させれば、手痛いしっぺ返しを食うことは間違いありません。

 先の東京都議選に続く今回の参院選での日本共産党の躍進が、財界や巨大メディアが推進した日本共産党を国民の選択の外に置く「二大政党づくり」の策略や「第三極」キャンペーンなどを打ち破って実現したことは重要です。今回の参院選でもみんなの党などから「日本共産党は何でも反対」など根拠のない攻撃が加えられ、一部では日本共産党に議席を得させないための“票の取引”まで伝えられました。こうした「反共シフト」をも打ち破って日本共産党が躍進したこと自体、日本共産党こそが自民党と対峙(たいじ)する力を持っていることを示しています。

安倍政権の監視と運動を

 自民党や公明党は今回の参院選を衆参の「ねじれ」を解消する選挙と位置づけましたが、もともと衆院での3分の2を超す議席自体、大政党に有利な小選挙区制でゆがめられた「虚構」です。参院選での自公の議席も1人区で議席を獲得したことが影響しています。

 衆参で「ねじれ」は解消しても、国民の意思と国会の議席のねじれはいっそう大きくなっています。安倍政権への監視を強め、暴走を許さない国民のたたかいが、これからいっそう重要になります。


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