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2013年7月1日(月)

きょうの潮流

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 野球の話題を二つ。プロ野球選手会労組が加藤良三コミッショナーの不信任を表明しました。飛ぶボールに変えたことを隠していた問題で野球機構や第三者委員会に要望書を提出。組織改革とともに、責任者のあり方を論じています▼中身は手厳しい。加藤氏をはじめ、歴代コミッショナーは「プロ野球の将来について消極的で責任回避的な人物」だった。今後は「ビジョンと責任感を持った強いリーダーシップを発揮できる人物」を登用すべき、と求めています▼選手会と正反対なのが、あの渡辺恒雄・巨人球団会長です。「コミッショナーに責任はなく、進退を問う必要はひとつもない」。以前、球団合併のときも鋭く対立した両者。どちらがファンの立場に立っているか、よくわかります▼つづいて夏の甲子園の地方大会が始まった高校野球。高野連加盟の4032校を対象にした実態調査に驚かされました。15年前には3割まで減っていた頭髪の丸刈りが8割に増えていたのです。自由は1割。強制が進んでいないか心配です▼さらに深刻なのが、指導者の体罰についての考え方。「指導する上で必要」との答えが1割にも。約400校の野球部で体罰が容認されていることがわかりました。今年2月に体罰根絶の徹底を求める通達を出した高野連も衝撃をうけています▼この期に及んでまだ体罰が必要とは。プロも、アマも、グラウンドの主役は組織や指導者ではありません。選手たちが生き生きと力を発揮できる環境づくりがまたれます。


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