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2013年6月18日(火)

きょうの潮流

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 梅雨空に映える鮮やかなアジサイが咲いたような、うれしいメールの返事が届きました▼「とめどない右傾化の時代にあって、ますます大切な役割が貴紙に期待されています。大衆と遊離せず、柔軟に大衆の心をつかんで、ご発展されますようご隆昌をお祈りしております。なんとしても9条は改悪されないようにしたいですね」▼「赤旗」には一度も登場いただいたことがなかったにもかかわらず、以前からその作品が好きで、思い切って執筆をお願いした俳人・恩田侑布子さんからの承諾のメールです▼〈途方もなきものへ手をふる春の暮〉〈幾千の木の芽われらの天井に〉〈道なりに来なさい月の川なりに〉〈玲瓏(れいろう)と初恋の来る冷し酒〉〈石抛(ほう)る石は吾なり天の川〉。自然の中の暮らしのかけがえのなさと、きらめくような瞬間の幸せを歌い上げ、同時に、それを破壊するものへの静かな怒りと平和への祈りも句に昇華させます。〈三つ編みの髪の根つよし原爆忌〉〈長城に白シャツを上げ授乳せり〉▼近著の評論集『余白の祭』では、3・11後の俳句の在り方について、「こと」と「言葉」の乖離(かいり)を憂慮し、「宇宙を包含することばを探し求め」「ひとのこころを一挙に鷲づかみにしゆさぶる詩」であるべきだと指摘します▼いま憲法の平和原則を決して崩してはならないという意志のもと、「9条の会」をはじめ「96条の会」「非戦を選ぶ演劇人の会」など、幅広い文化人の共同が広がっています。語れば、どこまでも輪はつながります。


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