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2013年5月5日(日)

きょうの潮流

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 大型連休後半、行楽地や公園に子どもたちのにぎやかな歓声がひびきます。記者の地元では手づくりの市民祭りが盛況。好天にも恵まれ、特設のステージで歌ったり踊ったり。フリーマーケットも人気でした▼ふわふわっとした子どもの楽しそうな笑顔を見ていると、こっちまで幸せな気分に浸れます。とはいえ少し動き回ると、すぐ疲れたを連発する子も。今の親世代より体格はよくなっても、体力や運動能力は長く低下傾向にあります▼おもな原因には運動時間や遊び場、仲間が減っていることがあげられています。とくに女子の運動量が減少。文科省の調査で、1週間の運動時間が60分にも満たない女子の割合をみると、小学生で24%、中学生では3割を超えます▼格差がはげしいのも最近の特徴です。部活動や地域のクラブで毎日のように運動している子もいれば、まったく体を動かさない子もいます。その背景に時間や金銭的な余裕がないこともあると聞けば、もはや社会問題なのでしょう▼深刻なのは福島の子どもたちです。原発事故によって野外の活動が制限され、運動の機会が減り、体力も低下。肥満傾向の子が増えています。心配だけど、放射能が不安で外に出せない―。もどかしい矛盾に切実な悩みがみえます▼きょうは「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかる」日。しかし、特別であってはいけません。生きる、守られる、育つ、参加するという子どもの権利。すべての子にそれを実現していくのは国の務めですから。


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