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2013年4月6日(土)

きょうの潮流

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 明治時代の自由民権運動家、植木枝盛(えもり)はいまの憲法にも影響をあたえた先駆的な思想のもち主でした。人間の自由と権利を求めた植木はこんな言葉をのこしています。「未来がその胸中にある者、これを青年という」▼いつの時代も、新しい世を思いえがき、未来をきりひらいてきた若者。そのエネルギーを結集し、社会を変える活動を戦前からつづけてきた日本民主青年同盟が、90周年をむかえました▼出発は1923年4月5日。15人ほどの青年による日本共産青年同盟の結成でした。天皇制政府のもとで劣悪な条件に苦しめられていた青年労働者や、貧困や抑圧にさらされていた学生らが参加。要求実現と、社会の仕組みを知る学習に励みました▼もちろん、それは自分たちの幸福だけを追い求める運動ではありませんでした。共青の初代委員長、川合義虎(よしとら)らは創立の年におきた関東大震災の際、わが身をかえりみず被災者を救援しました。倒壊した家の下敷きになっていた幼児3人を救い出した川合をはじめ、誘導や炊き出しに力をそそぎました▼その伝統は、いまに生きています。東日本大震災のボランティア活動や原発反対の運動には多くの民青同盟員がつどい、よりよい社会をめざす青年たちと力をあわせています▼語り合い、学び、ともに成長できる。民青は、社会変革の思いを形にできる存在になっています。わずか21歳でときの権力に命をうばわれた先輩の川合が、好んで呼びかけた言葉があります。「未来は青年のものである」


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