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2013年4月1日(月)

きょうの潮流

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 きょうから新年度。切り替わる日常に、新鮮さやとまどいを実感する4月です。新たな一歩を気持ちよく切ってほしい。しかし、くらしをとりまく状況は暗い▼なにしろ、値上げラッシュ。電気やガス料金、食用油に小麦…。逆に賃金は上がらず、労働条件は悪くなるばかり。そのうえ年金の支給は先送りされ、来年には消費税が引き上げられようとしています。わたしたちの生活を圧迫するだけのアベノミクスです▼子どもたちは新学期。教室や教科書、顔ぶれや先生も様変わりか。大学や専門学校の高額負担に頭を悩ませる親御さんも多いはず。3年前、高校授業料の無償化は実現しましたが、いまだに適用されていないのが朝鮮学校です▼年度末には各地で抗議集会が開かれ、東京では「朝鮮学校はずしにNO!」の全国集会。花冷えのなか、生徒やオモニをはじめ、支援の団体や人々がつどい、差別を許すな、すべての子どもに学ぶ権利を、と連帯を深めました▼入学から3年間、いわれなき中傷や憎しみをうけ、心に大きな傷をのこした生徒たち。そんななか、看護師の資格をとり、高齢化する日本社会の役に立ちたいという卒業生の思いにふれ、胸がふるえました▼会場の周りには右翼がおしよせ、口汚くののしります。侵略の反省なき改憲勢力が大手をふり、野蛮な排外デモがひろがる、今の日本。「同じ地に生きる人たちを嫌いになりたくない」。その声に耳を傾け、偏見や差別のない国をつくることが、平和な世界につながります。


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