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2013年2月3日(日)

きょうの潮流

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 問題噴出のスポーツ界ですが、南国からは球春到来のニュースがにぎやかです。投打の“二刀流”に挑む日本ハムのルーキー、大谷翔平選手をはじめ、ことしのプロ野球は将来楽しみな新人が多い▼阪神の藤浪晋太郎投手もその一人でしょう。197センチの長身から剛速球を投げこみ、昨年は大阪桐蔭のエースとして春夏の甲子園大会を連覇。注目度も高く、沖縄・宜野座キャンプの初日には全12球団最多の3600人のファンが足を運びました▼その阪神のキャンプ歓迎式で、宜野座の当(とう)真(ま)淳村長がこんなあいさつをしました。「オスプレイが球場の上空を飛ぶかと思いますが、驚かないでください。これが沖縄の現実です」▼地元紙によると、県外からもたくさん来る人たちに知ってほしかった、と村長はのべています。宜野座では実際、県の目視調査でも2カ月間で12件のオスプレイ飛行が確認されて騒音の苦情も寄せられています▼いまプロ野球8球団とJリーグの3クラブがキャンプを張る沖縄。多くが軍用機の爆音につつまれます。平和の象徴であるスポーツと、戦争のための基地が併存する地の現状です▼折しも沖縄入りしている安倍首相に、仲井真知事は基地の負担軽減を改めて訴え、オスプレイについても県民の不安をなくすようにもとめました。東京では先日「ノー オスプレイ」の集会が開かれ、連帯の怒りの声が銀座に響きました。「沖縄の問題はわたしたちの問題」。その思いを、全国にひろげるたたかいでもあるでしょう。


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