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2012年12月31日(月)

きょうの潮流

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 一年を回顧する「世相いろはカルタ」。的確かつ洒脱(しゃだつ)な言葉で、その年の出来事を表すのは結構難しい。ある全国紙の記事によると同紙論説室では、年末の大仕事の一つが「いろはカルタ」作りだとか▼本紙でも、年末の恒例企画です。筆者が調べた範囲では、初掲載は1977年12月31日付。当時を象徴するのが、(ぬ)「ぬれ手にアワの河川敷商法」。田中角栄元首相が、新潟県の信濃川河川敷を買い占め転売しようとして大問題に▼昨年は、東日本大震災が未曽有の被害をもたらしました。(い)「『一本松』に託す復興への希望」、(ろ)「炉のなかの実態つかめず『収束』宣言」。いまだに被災者の生活再建は、遅々として進んでいません▼原発の危険性は、以前から明白でした。(あ)「安全神話またも崩れる美浜原発」。04年の関西電力美浜原発の蒸気噴出事故では11人の死傷者が。(き)「恐怖も6強原発火災」。07年の中越沖地震は、東京電力柏崎刈羽原発で火災が発生、あわやという事態に▼再登場の安倍晋三首相ですが、06年の政権当時を振り返ると、(う)「『美しい国』ですすむ命とくらし破壊」。国民生活無視のタカ派路線を突っ走ったあげく、退陣に追い込まれました▼「国防軍」を持ち出し、原発も推進する安倍首相に失政への反省があるとは思えない。今年のカルタ(掲載10面)には、こんな一句があります。(き)「金曜日津々浦々で『原発ゼロ』」。きたるべき2013年、この国の流れを変える主役は、私たち国民です。


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