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2012年12月4日(火)

きょうの潮流

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 足早に秋がすぎて、列島はすっかり冬模様です。はや師走。なにかと気ぜわしい日々に選挙が加わり、気がつくと一日が風のように流れていきます▼そんな年の瀬に起きた大惨事。中央道・笹子(ささご)トンネルの天井板が崩れ落ち、9人の命が奪われました。コンクリート板の直撃でつぶれた車。炎上し充満する黒煙…。下敷きになり、焼け死んでいった犠牲者の恐怖、無念さはいかばかりか▼あってはならない事故に、道路管理者は部品の老朽化を口にしました。このトンネルは1977年の開通で建設から35年。しかし特別ではありません。全国の高速道路をみれば、全体の2割超が30年以上も経過しています▼高度成長期から日本は次々と建物や道路をつくってきました。その多くが同様の課題を抱えます。道路だけでなく、学校や病院、スポーツ施設などの耐震化も待ったなしです▼国の行く先を決める今度の総選挙では、私たちの生活にかかわる公共事業のあり方も大きな争点です。3年前、民主党がスローガンにした「コンクリートから人へ」は、いまや期待を裏切った代名詞に。1メートル1億円の東京外環道をはじめ、不要不急の浪費事業を推し進める目線は、自民や公明も同じです▼そのなかで共産党は「被災地の復興と生活密着型の公共事業こそ最優先」を訴えます。新規ばかりで管理維持に力を入れない道路行政の転換も、国に求めてきました。きょうの公示から13日間の短期決戦。寒風に負けず、国民の命と安全を守る政治をとり戻したい。


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