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2012年10月2日(火)

きょうの潮流

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 10月。2012年度の後半の始まりを機に、変わるもの、動き出すもの、さまざまです▼NHKの新しい連続テレビ小説は、「純と愛」です。1回目をみるかぎり、主人公の両親や兄のすむ沖縄が大事な舞台になりそうです。その沖縄の普天間基地に、アメリカ海兵隊が軍用機オスプレイを初めて配備しました▼事故が相次ぐオスプレイ。沖縄の市町村すべてが抗議し、10万人を超える県民が反対の大集会を開いても、配備をやめない米軍。アメリカのいい分しか聞かない日本政府。「植民地あつかいだ」。がまんも限界の県民の憤りが、情けない日本の現実を物語ります▼東京駅の丸の内駅舎は、98年前の建った当初の姿によみがえりました。かつて首都・東京のシンボルといわれた、堂々とした赤レンガづくり。しかしいま、保存を求められながら高層ビルに変身した、丸ビルや中央郵便局が赤レンガ駅舎を見下ろします。「歴史」や「景観」の値打ちより「開発」「経済の効率」。やはり、日本の現実です▼東京駅を設計した建築家、辰野金吾は国会議事堂づくりにもかかわっています。いまの議事堂を建てるにあたり、設計競技(コンペ)を開くよう主張し、みずから競技の審査員をつとめました▼その議事堂を中心に繰り広げられる政治。野田首相が、内閣を改造しました。当日の新聞に載った調査によれば、民主党の支持率は政権党なのに11%で低迷しています。顔ぶれを変えても、昔の輝きを取り戻した東京駅のようにはいかないでしょう。


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