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2012年7月23日(月)

きょうの潮流

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 米軍が使用する軍事用語に「Dデイ」というのがあります。戦略上重要な作戦を決行する日を意味します。ノルマンディー上陸作戦の1944年6月6日が有名です▼さしずめ今日23日は、日本に駐留する海兵隊にとっての「Dデイ」かもしれません。何しろ、日本全国の国民や地方自治体の反対・懸念の声による包囲網をかいくぐって、最新鋭の垂直離着陸機MV22オスプレイを12機、岩国基地に陸揚げさせようというのですから▼先週、来日したカーター米国防副長官は岩国への陸揚げについて、「単なる技術的なステップ」だと発言しました。しかし、その先には、沖縄・普天間基地への配備と10月からの本格運用が待っています。これをクリアすれば来年夏、さらに12機が普天間にやってきます▼迎え撃つ市民の側も準備は整っています。もちろん非暴力で。22日、岩国市役所前で開かれた「オスプレイ配備反対岩国集会」。主催者の目標を上回る1100人が集まりました▼米軍住宅にされようとしている岩国市の愛宕山を「守る会」の代表世話人・岡村寛さんは訴えました。「アメリカいいなりにオスプレイ配備は許されない。23日は、私たちも海上デモ、人間の鎖に参加します」▼陸揚げ、組み立て、エンジン調整、試験飛行…それぞれの段階で、オスプレイは国民の厳しい批判や監視にさらされることになるでしょう。いや、さらさなければなりません。オスプレイ上陸作戦は失敗だったと、日米両政府に知らしめるために。


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