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2012年5月26日(土)

きょうの潮流

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 「こんな夢を見た」―。黒澤明監督の映画「夢」で、一話一話の始まりを告げる語りです▼「私はきのう、こんな夢を見た」。日本共産党の全国活動者会議で、映画ばりに切り出した萩原貞夫さんの「夢」は、本紙が報じた通りです。衆院選に群馬4区から出る萩原さん。現職の福田元首相を負かして当選した夢は、覚めてほしくなかったかもしれません▼爆笑につぐ爆笑を誘う夢発言を聞きながら、思ったのでした。萩原さんの夢を正夢に変えるような党をどうつくってゆくのか、教わることばかり多い涙と笑いの全活だ、と▼黒澤映画「夢」の、正夢だった一話は悪夢です。原発の爆発。逃げ惑う人々。“原発は安全といったやつは許せない”と怒りをぶちまけた映画の夢が、福島原発の事故で現実と化したのです▼全活で、放射能から命と町を守る運動を草の根からおこした、党と党員の姿が報告されました。おしなべて、住民の不安をまともにうけとめた党はほかになかったそうです。残念ながら、まぎれもない現実でしょう。党を強く大きくする仕事は国と国民に対するつとめ。そう考えても思い上がりではない、と信じます▼やはり群馬の前橋地区、富士見支部の岩崎始支部長の発言も、映画にちなみます。「幸福の黄色いハンカチ」になぞらえ、「しんぶん赤旗」を「幸せをつくる赤い花」にたとえました。「幸せをつくる赤い花を街中に全国に」。その赤い花を、どう鮮やかに咲かせるか。私たち作り手にも、宿題が出ました。


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