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2012年3月19日(月)

きょうの潮流

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 休憩時間に日本共産党機関紙の記者ですと名乗ると、「アキハタ」という名前でしたっけ、という返事▼社会正義を求めるあなたの行動の源泉はなにかと聞くと、「社会はもっとよくなるべきだ。こういうものには打ち勝つべきだという思いだ」と語りました。私たちも同じですと応じると、彼女はうなずきました▼先週来日したジェーン・ケルシーさん(ニュージーランドのオークランド大学教授)です。TPP(環太平洋連携協定)反対を東京の街頭や国際シンポで説いて回りました。ニュージーランドはTPP交渉参加国の一つ。害悪の研究が先んじています。教授の編著書『異常な契約―TPPの仮面を剥ぐ』(農山漁村文化協会)は読者を得て、運動の一助になっています▼日米韓の国会議員・学者・市民組織代表らとの意見交換の場ではISDSが話題に。多国籍企業が進出先の国から不利益を受けたと思ったら、その国を相手に国際的な仲裁機関に提訴できる制度です▼ISDSが盛られた米韓FTAによって人口30万人以下の都市への量販店進出規制法案がやり玉にあがっていると、韓国の弁護士が発言。それを受けて教授は、90年代に米政府が日本の大規模小売店舗法を問題にした一件を例に、「TPPに参加すればウォルマート(米小売り大手)が提訴してくる」と警告しました▼主権を侵害するTPPの危険を日本の体験に沿って解説した教授は、こう感想を語りました。「日本の議論に貢献できて光栄です。ファミリーのような気がします」


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