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2012年2月27日(月)

きょうの潮流

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 まだ厳しい寒さの続く被災地、宮城県石巻市。先日、残雪が凍結した路面に転びそうになりながら訪ねた仮設住宅の集会所は、寒さを吹き飛ばすような熱気に包まれていました▼市内の仮設住宅自治会が参加する「石巻仮設住宅自治連合会」の3回目の会合です。昨年12月、被災者の生活改善に向けて発足した同連合会。5自治会でスタートしたそうですが、3回目には16自治会から自治会長らが参加し、会場は満員に▼発足当初からの重要課題の一つが孤独死対策です。この日も、県内の多賀城市で孤独死が発生した直後だっただけに至急の対応を求める声が相次ぎました。肝要なのは、住民の自己負担が軽く、実効性がある仕組みにすること▼「共産党の新聞に、いい方法が出てる」。ある会長が資料として配布された本紙のコピーを示しました。室内のボタンを押すと、警報音とともに玄関先のランプが点灯して近隣住民に異常を知らせる、公費設置の「緊急灯・ブザー」を紹介した記事(昨年12月24日付)です▼別の会長から「記事を書いた記者さんがこの場に来てる」と紹介され、同僚記者が説明する一幕も。地元の党東部地区委員会が、緊急ブザー設置のために署名活動を行っていることも関心を集めました▼被災者の命と暮らしを守る―。思いが一つになって響きあったと実感する場面でした。地区委員会と市議団が3日後、緊急ブザー設置などの要望書を署名と合わせて市長に提出。前向き回答を得たことも、お伝えしたい朗報です。


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