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2012年2月25日(土)

きょうの潮流

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 へんぽんとひるがえる星条旗。しかし、みればすぐに気づくでしょう。なんだ、違うじゃないか▼アメリカがイギリスから独立した時の13州を表す、13本の紅白の横じまに変わったところはありません。ところが、左上の青地の部分がつくりかえられています。いまの50州を表す星印が、なんと会社の印に▼マクドナルドやコカ・コーラがあります。マイクロソフト、アップル、石油のエクソンは、あって当然です。カードのVISAも、靴のナイキも…。なるほど、分かりやすい。合衆国ならぬ大企業国家アメリカ、というわけですから▼雑誌『美術手帖』3月号に紹介されています。もとは、カナダの雑誌『アドバスターズ』が載せた写真です。『アドバスターズ』という名は、広告(アド)と破壊者(バスターズ)をかけ合わせています。風刺にみちた写真作品をたくさん用い、現代の社会のあり方を考えさせる雑誌です▼発行人は、第2次大戦中にエストニアで生まれたカレ・ラースンさん。昨年、わが国の新聞にも登場したので、ご存じの方もいるはずです。彼は、『アドバスターズ』誌上で、米ニューヨークの金融の町・ウォール街を「占拠しよう」とよびかけた人です▼ウォール街から始まった運動は、ことしの米大統領選にも影響をあたえています。彼の次のようなよびかけは、資本主義の世界で人々の心をとらえてゆくでしょう。「いまこそ、企業の支配は民主主義ではないと声をあげる時だ。さもないと、われわれに望みはない」


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