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2011年12月17日(土)

きょうの潮流

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 ことし、ゴーヤに感謝した人は多いはずです。原発事故のあと、節電・省エネの緑のカーテンとなって、家々の軒先を彩りました▼日本では沖縄が本場のゴーヤは、欠かさず水をやればすくすく育ち、たくましい。列島で、沖縄のシンボルとともに過ごす人がふえた1年でした。しかし、沖縄の知人はいいます。「ことしは、沖縄が冒とくされ続けた1年だった」▼始まりは、3月に明るみにでた米国務省メア日本部長の発言です。「沖縄の人々はごまかしとゆすりの名人だ」「怠け者でゴーヤを栽培できない」。9月に野田内閣ができると、もう歯止めなしです▼「(沖縄の人々に)踏まれても蹴られても」と、玄葉外相。伝え聞いた人みんなが絶句した、田中沖縄防衛局長の「犯すときに『これから犯しますよ』というか」発言。彼は、「『基地のない平和な島』はありえない。沖縄が弱いからだ」ともいい放ちました▼一川防衛相は、部下の「犯す」発言を知事に謝りにいった席で、追い打ちをかけます。「今回の発言で、大きなお荷物をまた背負うことになった」。お荷物? 沖縄に基地という重荷を背負わせているのは、いったい誰なのだ!▼知人はいいます。「けれど、踏まれても蹴られても立ち上がるのが、沖縄県民の強さです」と。沖縄県民の強さは、島ぐるみの大運動で、アメリカの占領支配を続けさせるサンフランシスコ条約の壁を突き崩し、本土復帰を果たした歴史でも証明ずみです。きたる2012年、本土復帰から40年です。


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