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2011年11月7日(月)

きょうの潮流

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 「少年よ、大志を抱け」とは、札幌農学校(現北海道大学)の初代教頭・クラーク博士の言葉です。ある大志を抱き続けた青年が、北海道の地でプロ野球に挑みます▼今年のドラフトで日本ハム7位指名を受けた、早大の大嶋匠捕手(21)です。中学から大学までソフトボール一筋の彼は、プロ野球の夢をあきらめきれず、その門をたたきました▼仮契約をした2日、「あこがれのプロ野球の第一歩を踏めて、本当にうれしい」と、まん丸顔に満面の笑みを浮かべました。過去、日本のプロ球界には、陸上の短距離、やり投げ、レスリングなど異色な選手がいました▼ソフトボールは野球に近いとはいえ、本人いわく、「動作を細かくみると違いがある。その違いをどう克服していくかが課題です」。これからも山あり谷あり。でも、さらなる高い「志」が自身を支えていくことでしょう▼ところで、クラーク博士は「大志を抱け」の後、こう続けたという説があります。「金のためまたは利己的栄達の為にでもなく、ましてや人よんで名誉と称する空しきもののためにでもない。…人としてまさにかくあらねばならぬ全ての事を達成せんとするために大志を抱け」(北海道大学ホームページから)▼年齢、男女を問わず、夢や目標に向かって努力する姿は美しく、その軌跡から学び、励まされることも多い。その夢が私利私欲を超えたものならなおさらです。今後も、さまざまな「色」や「形」の大志が、社会を前に進めていくに違いありません。


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