2011年10月31日(月)「しんぶん赤旗」

日越両党理論会談終わる


 【ダナン=面川誠】ベトナム中部ダナンで開かれていた日本共産党とベトナム共産党の第4回理論会談が30日、終わりました。

 同日午前、山口富男社会科学研究所副所長(副団長)が、現在の情勢における党建設の課題、フン・ヒュー・フー中央理論評議会副議長がベトナム共産党の指導力向上について報告しました。

 このほか、ホアン・チー・バオ中央理論評議会委員兼高級専門家が資本主義を経ない社会主義への過渡期、グエン・ビエット・トン同評議会事務総長がベトナムの社会主義理論の発展について報告しました。

 午後は、小野秀明社会科学研究所事務局長が原発からの撤退実現と日本の変化について報告。レー・ヒュー・ギア同評議会副議長が発達した資本主義国の社会政策、ディン・クアン・ティ同評議会書記が持続可能な経済発展について報告しました。

 午前と午後の意見交換では、資本主義からの離脱を試みている世界各地の動き、市場経済の役割、原発撤退後の代替エネルギーの展望、帝国主義をめぐる動向などについて発言がありました。

 会談の最後に、日本側から緒方靖夫副委員長(団長)がベトナム側の会談準備に感謝し、25年のドイモイ(刷新)政策の到達点を多面的に知る機会になったと述べました。

 ベトナム側からギア氏が代表団を代表して閉幕あいさつで、お互いが積極的な観点から交流し学び合う有意義な会談だったと語りました。

 同日夜、日本共産党代表団はダナン市党委員会主催の夕食会に出席しました。





もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp