2011年10月30日(日)「しんぶん赤旗」
日越両党理論会談始まる
「21世紀における資本主義と社会主義」テーマに
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【ダナン=面川誠】日本共産党とベトナム共産党の第4回理論会談が29日、ベトナム中部ダナンで始まりました。テーマは「21世紀における資本主義と社会主義」。同日午前、ベトナム側団長のディン・テー・フイン中央理論評議会議長と日本側団長の緒方靖夫副委員長が、それぞれテーマに沿って基調報告を行いました。
フイン氏は、1月に開かれたベトナム共産党第11回大会や25年間のドイモイ(刷新)政策に触れながら、ベトナムの実践から見た現在の時代と世界、現代資本主義と21世紀における「現実の社会主義」にかんする問題について報告しました。
緒方氏は、日本共産党が21世紀の世界をどう見通しているか、資本主義国での社会主義への道、今日の社会主義をめぐる諸課題について報告。両党の目標には共通点があるが、当面の活動や任務には相違点があり、理論会談が互いの認識を補充する上で意義を持つと述べました。
午後は日本側から山口富男社会科学研究所副所長(副団長)が「世界経済の現状をどう考えるか」、田川実書記局員が「世界の変化と日本共産党の対外関係の発展」と題して報告。ベトナム側からブー・バン・ヒエン中央理論評議会副議長が現代世界の特徴、グエン・スアン・タン社会科学院長が資本主義経済、ドアン・ミン・フアン・ホーチミン国家政治行政学院第1部門副学長が21世紀初頭の社会主義と革命運動について報告しました。
同日夜、フイン氏が歓迎夕食会を催しました。
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