2011年10月29日(土)「しんぶん赤旗」
命に関わる民間委託
山下議員 「やめるべきだ」
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日本共産党の山下芳生参院議員は27日の参院総務委員会で、大阪府泉南市立の小学校で7月、管理が民間委託されたプールで男児が死亡した事故を取り上げ、「人の命・安全にかかわる業務の民間委託はやめるべきだ」と主張しました。
山下氏は、同市では今年のべ37回の一般開放のうち、市の仕様書通り監視員が配置されていたのは5回であり、事故が起きた小学校では4人配置されるべきなのに当日1人しかいなかったことを指摘。事故直前に教育委員会が巡回していたのに監視員の配置をチェックしていなかった点をあげ、「行政が住民の安全に責任を負うという感覚が薄れている」「民間委託で現場と行政が遮断されている」と強調しました。
川端達夫総務相は「地方公共団体が最終的な責任を有するという意識が希薄であったのは否めない。委託のあり方を検証したい」と答えました。
山下氏は「『行政改革』という名で行政コストの削減が優先され、そのしわ寄せが子どもの命を守ることができなかった事態にあらわれている」と指摘。民間委託のプールの数や国の指針に沿った仕様書の作成状況、人数配置などを調査すべきだと要求しました。川端総務相は「再発防止の意味で大事な調査だ。検討したい」と述べました。