2011年10月27日(木)「しんぶん赤旗」

原発ゼロへ「京都アピール」

賛同に尾池・京大前総長ら


 安斎育郎立命館大学名誉教授ら京都ゆかりの学者9人が呼びかけた、原発ゼロをめざす「京都アピール」(3日発表)で同事務局は、京都大学の尾池和夫前総長や小出裕章原子炉実験所助教、植田和弘教授、一方井(いっかたい)誠治教授(環境庁地球環境部企画課長、大臣官房政策評価広報課長など歴任)ら26日現在の主な賛同者を公表しました。

 ほかに、京都大学大学院地球環境学堂の松下和夫教授(国連環境開発会議上級計画官、環境庁環境保全対策課長、地球環境戦略研究機関副所長代行など歴任)、同人間・環境学研究科の間宮陽介教授らも賛同しています。

 メッセージは「私は京大の出身です。京都からこの発言をなさったことに大きな意義を感じます」(安冨歩・東京大学東洋文化研究所教授)、「地震活動期に突入した日本列島において、若狭湾だけで14基の原発。どうにもこうにも超異常事態」(中川敬「ソウル・フラワー・ユニオン」)、「核兵器は国際法に違反すると言われていますが、原発もそうであると主張する法律家がいます。私たちは、膨大な放射性廃棄物の処理・処分を未来世代に委ねることをするべきではない」(山根和代・立命館大学国際関係学部准教授)など、多数寄せられています。





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