2011年10月24日(月)「しんぶん赤旗」
空襲被害者に国の償いを
浅草歩きアピール
東京
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「日本国籍」をもつ「軍属・軍人」しか補償してこなかった戦後補償のゆがみを正し、すべての人々が分かち合える平和を求める「いのちへの償い、いまこそ! 戦争・空襲被害者に国の償いを! 第6回浅草ウオーク」が23日、東京都台東区内で行われ、約100人の市民が買い物や観光客でにぎわう浅草の街を歩き、アピールしました。
主催は、和ピースリング、東京空襲犠牲者遺族会(遺族会)、東京都原爆被害者団体協議会(東友会)や市民でつくる実行委員会です。
長年の運動によって、2010年に空襲被害者を救済・補償する「空襲被害者等援護法」(仮称)制定へ「議員連盟」が結成されました。また原爆被害者と空襲被害者がともに、原爆で亡くなった市民に補償してこなかった「被爆者援護法」改正を求める運動を進めています。
ウオークに先立つ集会で、星野ひろし「遺族会」代表は、来年に予想される「東京高裁での大空襲訴訟判決で勝利をかちとるため、応援の輪を広げていこう」と呼びかけました。
各団体の活動報告や東京大空襲や被爆者の証言が朗読され、「すべてのひとびとが分かち合える『差別なき戦後補償』を求めていきます」という集会アピールを参加者の拍手で採択しました。
日本原水爆被害者団体協議会、全国空襲被害者連絡協議会が連帯のメッセージを寄せました。
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