2011年10月22日(土)「しんぶん赤旗」
51地点で1マイクロシーベルト超
7マイクロシーベルトも 党市議団が測定
千葉・松戸
千葉県の日本共産党松戸・鎌ケ谷地区委員会と党松戸市議団(5人)は20日、同市内の公園を中心に144カ所・1732地点で自主測定した空気中の放射線量調査(地上5センチメートル)結果を発表しました。毎時0・3マイクロシーベルト以上の地点は73・8%、同0・5マイクロシーベルト以上の地点は25・6%ありました。毎時1マイクロシーベルトを超えたのは51地点(2・9%)にのぼりました。市内の西馬橋幸町の西ノ下公園の砂場で3・42マイクロシーベルトを測定。ある個人宅の畑のビニールハウスの雨水がたまりやすい地点では7マイクロシーベルトが検出されました。党地区と市議団が市民1830人とともに9月7日から今月17日まで実施。市と同様の測定器を使いました。
記者会見した、みわ由美元千葉県議は「本当に深刻な事態だ」と強調。横堀渉地区委員長は「東葛地域は放射線量が高いことが判明した。子どもたちが親しむ砂場や芝生、遊具下が異常に高いことが調査で確認された。市議団を先頭に党をあげて市民とともに除染に取り組みたい」と述べました。
会見では「徹底した調査、迅速な除染と汚染土の処理、子どもたちの万全な健康管理を求める提言」を発表しました。