2011年10月21日(金)「しんぶん赤旗」
大阪「教育条例案」撤廃せよ
政治の道具にしないで
府立高PTA協 橋下知事に嘆願書
大阪府の橋下徹知事率いる「大阪維新の会」が狙う「教育基本条例案」を改善・撤廃せよと、府立高等学校PTA協議会(藤田城光会長)は19日、嘆願書を知事や「維新」、府議会議長に提出しました。
嘆願書は、条例案について何度も何度も読み返し、読めば読むほど改善・撤廃を要望したくなり、「府高PTAの役員総意の元で作成」したと指摘。「政治について意見を言うつもりはありません。ただ、政治の道具であってはならない『教育の場』です」とのべています。
条例案が「児童生徒の保護者も、部活動をはじめとする学校運営に参加するなど、主体的に積極的な役割を果たすよう努めなければならない」と明記していることにも反論。「勤務時間帯の中、どうして計画的に学校に通うことができますか」(嘆願書)といいます。
「大阪は庶民の町。いろいろな意見があるからこそ『おおさか魂が栄えた町』と考えます。橋下知事の一方向だけが『大阪の教育』と決めてしまうのはこわいこと」と強調。「未来の大阪の教育をキチンと選択して子どもたちの可能性を広げていっていただきたい」と要請しています。
■関連キーワード