2011年10月21日(金)「しんぶん赤旗」
「いのちまもれ」5500人
国民集会、安全・安心の医療を
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住民本位の震災復興、くらしと医療を破壊する環太平洋連携協定(TPP)参加反対、社会保障の拡充などを求めて、「いのちまもる国民集会」が20日、東京・日比谷野外音楽堂で行われました。全国から参加した5500人が、「いのちまもる」と染め抜かれたオレンジ色のタオルを掲げてアピールし、集会後、都内をパレードしました。主催は、全日本民医連、日本医労連など10団体でつくる同集会実行委員会です。
主催者を代表してあいさつした日本医労連の山田真巳子委員長は、いまの日本は国民の命を守る国になっているかとして、病院、診療所が役割を発揮できる体制、医師・看護師・介護職員の大幅増員など、安全・安心の医療・介護を実現する運動をすすめようとよびかけました。
医療の現場や患者の代表が、「被災地の復興に医療は欠かせない。医療機関の再建を公的、民間で区別するのは復興の障害だ」「医療費の心配なく、安心して医療を受けたい」と発言。福島に住む女性は、声をつまらせながら「二度とつらい思いを誰にもしてほしくない。原発をなくしたい」と訴えました。
日本共産党の田村智子参院議員、民主党の国会議員があいさつし、日本看護協会の坂本すが会長のメッセージなどが紹介されました。歌手のクミコさんが、「INORI〜祈り」などを熱唱しました。
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