2011年10月17日(月)「しんぶん赤旗」
領土・憲法問題語る
穀田議員 読売テレビ系出演
日本共産党の穀田恵二国対委員長・衆院議員は16日、読売テレビ系「たかじんのそこまで言って委員会」に出演し、増税や原発、憲法、外交、人権問題で委員会のコメンテーターや各党の国会議員と討論しました。
コラムニストの勝谷誠彦氏は尖閣諸島問題を取り上げました。
穀田氏は「北方領土、私たちは千島といっているが、竹島、尖閣諸島はそれぞれ実効支配形態が違う」と紹介。これらは日本の領土だと思っているとのべ、とくに尖閣諸島は1895年に日本に組み入れてから75年間、日本の領有について中国は何も言っていなかったのに資源があるとわかったことを背景にものをいいだしたと指摘しました。国際社会にも中国にも日本の領有権には根拠があることを、いまの民主党政権も前の自民党政権も十分発信しなかったとして、「道理と国際法。この二つで話し合いをするのが基本だ」と強調。委員会のメンバーがうなずき、田嶋陽子氏が「賛成」と声をあげました。
政治評論家の三宅久之氏は憲法「改正」問題を取り上げ、「反対」を掲げた穀田氏に「共産党は1946年議会で現憲法に反対していたが」と質問。穀田氏は「戦前の絶対主義的天皇制をふまえ、主権在民の立場から戦後の憲法に天皇制を入れることに日本共産党は反対だとしてきた」と丁寧に説明。「施行された時点から憲法を守るといってきた」とのべ、平和と民主主義を守って奮闘してきた党の役割を語りました。