2011年10月16日(日)「しんぶん赤旗」

子らのため 原発ゼロ

宮城県民が集会、デモ


 原発ゼロをめざす宮城県民集会が15日、仙台市の錦町公園で開かれ、750人が参加しました。集会後、「食の安全を守れ」「放射能汚染から子どもたちを守れ」とつづった手作りプラカードを掲げて、「女川原発は廃炉にしよう」「原発ゼロをめざそう」と訴えながら一番町商店街などをデモ行進しました。主催は「原発ゼロめざし、放射能汚染・被害から、いのちと健康を守る県民集会」実行委員会です。

 集会では、実行委員長の西澤晴代新日本婦人の会県本部会長が、「二度と子どもたち、若いお母さんたちに苦しい思いをさせないように原発ゼロの運動を広げよう」とあいさつしました。

 歌声で原発事故避難者の思いを伝える女性など6人が訴えました。県原爆被害者の会の女性は「私たちと同じ思いをするのかと胸が苦しくなる」と語り、福島県南相馬市から避難してきた女性は「空気や水が汚染されても、見えないことが恐ろしい」と話しました。

 3人の子の母親は「子どもたちの食べる食材を検査し、情報の開示を」と強調。農民連の男性は風評被害で生活できないと訴え、日本共産党の高野博女川町議は「女川原発再稼働を許さない運動をつくっていく」と決意を語りました。

 最後に、放射能汚染の綿密な測定・除染や農産物、魚介類の検査、女川原発の廃炉と自然エネルギーへの転換を求める集会アピールを採択しました。





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