2011年10月15日(土)「しんぶん赤旗」
NYの若者と連帯
全国青年大集会(23日東京明治公園)ぜひ
都内で宣伝
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全国青年大集会2011(23日、東京・明治公園)の実行委員会は14日、東京・JR渋谷駅前で集会への参加を呼びかける宣伝を行いました。アメリカなど世界中で若者の行動が広がるなか、昨年5200人が参加した青年大集会にも注目が集まり、ビラを受け取りに駆け寄る人、熱心に話しかける人も見られました。
宣伝カーから訴えた全労連の松山友幸青年部長は、「若者の2人に1人は非正規雇用になっている。被災地のソニー仙台では、震災を口実に雇い止め通告を受けた期間社員が、雇用継続を求めて立ち上がった」と指摘。「人間らしく働ける社会をつくるため、あきらめずに声をあげよう」と呼びかけました。
首都圏青年ユニオンの武田敦委員長は、「ニューヨークのウォール街でも若者がデモや座り込みをしている。今度は、日本でも若者の声を青年大集会に集めよう」と強調しました。
日本民主青年同盟の田中悠委員長は、「人口1%の富裕層を優遇する社会に抗議するニューヨークの若者に共感する。日本でも、ソニー仙台のように若者を切り捨て、大企業がもうける社会のあり方が問われている」と訴えました。
集会実行委員会のメンバーが行った街頭での対話では、飲食店でアルバイトしている男性(18)=杉並区在住=は、「安定した仕事がほしい。貧困を自己責任にするのはおかしい」と話しました。
アルバイトで学費を払っている大学3年生の女性が「就職活動の交通費にも困っている」、別の大学3年生の男性も「就職難が不安で目をそむけていたけど、集会の就職難分科会で交流してみたい」と話していました。
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