2011年10月15日(土)「しんぶん赤旗」
衆院選挙制度
比例中心の制度に改革し
その中で1票格差是正を
志位委員長が主張
日本共産党の志位和夫委員長は、14日の記者会見で、民主党から参加を呼びかけられた「衆院選挙制度に関する各党協議会(仮称)」について、「現行の小選挙区比例代表並立制の枠内で『1票の格差』是正をやるというのでなく、選挙制度そのものを民意を一番正確に反映する比例代表制を中心とした制度に抜本的に改革し、その中で『1票の格差』是正をきちんとやるべきだ」と強調しました。
志位氏は「現行制度そのものが大変な弊害と反民主的な害悪を生んでいることがはっきりしてきている」として▽小選挙区制が民意を正確に反映せず、大政党有利に民意をゆがめている▽政治にさまざまな劣化現象を引き起こしている▽人口移動により「1票の格差」がたえず生まれる―をあげました。
テレビ討論会でも民主党、自民党以外の政党代表から「比例代表中心の方向に選挙制度を変えるべきだ」との主張が相次いだことを指摘し、「小選挙区制の部分だけでつじつまを合わせるのでなく、選挙制度そのものを大本から見直し、国民的な議論のそじょうにのせて行うべきだ」と述べました。
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