2011年10月14日(金)「しんぶん赤旗」

障害者スポーツセンター

廃止案の撤回求める

党大阪府議団


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(写真)申し入れする大阪府議団(右手前から堀田文一、宮原威、朽原亮各府議)=13日、大阪府庁

 大阪府立稲スポーツセンター(箕面市)の廃止条例案が9月府議会に知事提案されたことをうけ、日本共産党大阪府議団は13日、橋下徹知事に対して、「廃止条例案」の撤回を求める要望書を提出しました。

 稲スポーツセンターは障害者のスポーツや文化活動を支援し、社会参加の促進のために1996年に設置されました。周辺の支援学校や障害者関係機関と連携して有効に活用されており、2010年度には3万3千人が利用しています。

 「廃止条例案」は「府と市町村の役割分担」が掲げられていますが、周辺スポーツ施設などへ、いつどのように役割や機能が引き継がれるかなどは明確に示されていません。

 要請した宮原威府議団長は「説明が不十分で、利用者らから不安の声が広がっている。府の責任で市町村へ役割・機能を引き継ぐなどの代替案を示し、議論を尽くして関係者らの納得を得てからでも遅くないはずだ」と撤回を求めました。

 障がい福祉室室長は「条例議決後にも説明会は行っていく予定。それでご理解いただきたい」と述べるにとどまりました。





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