2011年10月8日(土)「しんぶん赤旗」
「大阪維新の会」の2条例案
「撤回の声広げよう」
8団体が府庁前で宣伝
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橋下徹大阪府知事率いる「大阪維新の会」の「教育基本条例案」「職員基本条例案」に怒りが大きく広がるなか、大阪労連や民主法律協会など労働・法曹8団体は7日、大阪市中央区の大阪府庁前で2条例案撤回を求めて宣伝しました。
80人が府庁に向けて横断幕やのぼりを掲げ、教育を破壊し、知事いいなりの職員をつくる条例案の危険な狙いを告発し、通行人にビラを配りました。
ビラを読み、「えーっ」と驚く城東区の男性は「これは反対しないといけません」。非常勤で働いている男性(60)は「知事が自分の言うことを聞かない職員を首にするとはひどすぎます」と力を込めました。
「条例にされる前に根を断たないといけない」というのは豊中市の女性(55)。「橋下さんが教育を壊すことを多くの人に知らせてほしい」と憤ります。
マイクを握った私立千代田高校の山田道弘元校長は「学校は希望を見つけ、生きることを励ます場であってほしいというのが生徒の願いです。条例には教育委員、校長もこぞって反対しています。撤回の声を広げましょう」と訴えました。
志摩毅府高教委員長は、「こんな条例案が通れば学校がめちゃくちゃになってしまうと、府立高校の職場では6500人が反対の声をあげています」といっそう運動を盛りあげる決意をのべました。終了後の集会で、日本共産党の宮原威府議団長があいさつしました。
同日夕には、JR鶴橋駅で宣伝しました。