2011年10月7日(金)「しんぶん赤旗」

沖縄・八重山教科書問題 「不採択」尊重

赤嶺議員 竹富町長らと懇談


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(写真)川満町長と懇談する赤嶺氏(右)=6日、沖縄県竹富町

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は6日、沖縄県竹富町の川満栄長町長と懇談するとともに、「子どもと教科書を考える八重山地区住民の会」の元教育長や住民らと交流しました。

 川満町長は赤嶺氏に対し、先の台風による豪雨被害や地場産業について報告。川満町長は、持ち直しつつあるサトウキビ生産の現状を紹介し、「TPP(環太平洋連携協定)は絶対反対です。間違いなく全産業が崩壊します」と強調。赤嶺氏は「野田内閣は推進ですが、全県的なたたかいを広げたい」と述べました。

 教科書問題では、川満町長は9月末で教育委員の任期が切れる慶田盛安三教育長について、町議会に再任を提案し、全会一致で再任されたことを紹介しました。

 赤嶺氏は「竹富町の選択は沖縄全体を励ましています」と強調。両氏は教科書の採択権限を持つ教育委員会を尊重する立場を改めて確認しました。

 「住民の会」との懇談では、仲山忠亨元教育長が、「つくる会」系育鵬社版の教科書を不採択とした3市町全教育委員による「9月8日の採択を認める以外に解決の道はありません」と改めて強調。赤嶺氏も「事実経過を正確につかみ、しっかり見守っていきたい」と語りました。





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