2011年10月6日(木)「しんぶん赤旗」
ソニーは大量解雇やめよ
期間社員支援する会結成
|
震災を口実としたソニー仙台テクノロジーセンター(宮城県多賀城市)の正社員広域配転と期間社員大量解雇をやめさせようと5日夜、仙台市で幅広い労働組合や市民団体、法律家が集まり「ソニー震災リストラ・雇い止め撤回闘争支援する会」を結成しました。
結成総会の開会あいさつで宮城県労連の鈴木新議長は、「政府の復興構想会議に委員を送るソニーが、復興に逆行することをしている。大企業の社会的責任を果たさせ、仕事に誇りを持っている期間社員のみなさんを支える」と強調しました。
ソニー労組仙台支部(電機連合加盟)の松田隆明委員長が経過を報告。「世論を広げ、国会でも日本共産党の山下芳生参院議員が取り上げ、労働局が啓発指導をした。一度雇い止めに『同意』した期間社員の組合員も雇用延長された」と語り、雇い止めを撤回させるための支援を訴えました。
会場からは「中小企業が雇用を守っているのに、ソニーは恥ずかしい」「仕事に誇りを持っている期間社員に感動した」などの声が次々にあがりました。
伊藤博義宮城教育大学名誉教授を代表世話人に選出。会として、ソニーへの申し入れや街頭宣伝などを行い、勝利解決までたたかいを支えることを確認しました。
期間社員を代表して小高洋さん(31)は、「みなさんに孤独感を吹き飛ばし、背中を押してもらった。このたたかいを若者が声を上げていく一歩にしたい」と決意表明しました。
■関連キーワード