2011年10月5日(水)「しんぶん赤旗」

こたつ布団 温か〜い

相談会の声受け支給実現

福島市の仮設で共産党


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(写真)届けられたこたつ布団の上に東電の書類を並べ話し合う山田さんと宮本党県副委員長=3日、福島市

 福島市笹谷地区の仮設住宅では、こたつは備品としてありますが、こたつ布団はありません。寒さが気になる季節。「なんとかして」という住民の声を日本共産党が取り上げ、県からこたつ布団が支給されました。

 発端は9月24日の「ふくしま復興共同センター」の仮設住宅での相談会。浪江町から避難している山田トミさん(80)=仮名=は、分厚い東電の賠償請求書類をどう書いていいかわからず夜もぐっすり眠れないので参加しました。「それと困っているのはこたつ布団のないこと」という山田さんの話を聞いたのが、宮本しづえ党県副委員長(県議予定候補)でした。

 宮本さんはすぐに県と浪江町に問い合わせました。県は「こたつ布団は災害救助法の対象にならない」という態度でしたが、何回かのやりとりで県にある救援物資のこたつ布団を支給することになりました。

 仮設住宅に30日、こたつ布団が届き、山田さんも「私ら津波でなんもかも流されたんだから。これで温かくすごせます」と一安心です。

 宮本さんは東電とも交渉。仮設住宅で賠償請求の説明会を開く段取りになりました。





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