2011年10月4日(火)「しんぶん赤旗」

女川原発 やらせ説明会全容公表を

共産党宮城県委 東北電に要請


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(写真)東北電力の担当者(手前)に要請の趣旨を説明する(左から)福島候補と横田、遠藤両県議、三浦、天下、五島予定候補=3日、仙台市

 東北電力女川(おながわ)原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)に関する住民説明会での「やらせ」が発覚した問題で、日本共産党県委員会(中島康博委員長)は3日、東北電力(海輪=かいわ=誠社長)に対して全容を公表することを求める要請をしました。横田有史、遠藤いく子両県議と五島たいら、福島かずえ、三浦一敏、天下みゆきの各県議予定候補が仙台市の東北電力本店を訪れ、要請書を手渡しました。

 同要請は、福島第1原発事故で多くの国民がその危険性を認識し、安全対策の徹底と正確な情報・リスク評価の公表が求められていると指摘。海輪社長が記者会見で全容究明に否定的な態度を示したことを批判し、動員の規模や社員の発言内容を調査・公表することを求めています。

 同問題は、原発関連シンポでの「やらせ」問題を調査していた経済産業省の第三者委員会が、9月30日に公表した調査報告書で明らかになったものです。2006年10月28、29日に石巻市と女川町で開いた説明会で、原子力安全・保安院が東北電力に対して関係者を動員して積極的に賛成意見を述べることを要請したとしています。





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