2011年10月4日(火)「しんぶん赤旗」

原発ゼロへ 対話広く

京都 学者ら9氏アピール


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(写真)京都アピールを発表する(正面左から)安斎、深尾、和田、大島、宮本の各氏

 福島原発の事故災害を受け、原発に頼らないエネルギー社会のあり方を考える対話と共同の輪を京都から広げようと著名9氏が3日、「いま、京都から、よびかける」との京都アピールを発表しました。

 呼びかけ人の安斎育郎・立命館大学名誉教授と大島堅一・立命館大学教授、深尾正之・元静岡大学教授、宮本憲一・元滋賀大学学長、和田武・日本環境学会会長の5氏が京都府庁で記者会見しました。

 会見で、安斎氏らは、若狭湾に集中する原発群から30キロ〜80キロ圏内に全域が入る京都から発信する意義を強調し、原発ゼロをめざして「市民が主体的にエネルギー政策議論に参加する運動を起こしたい」とアピールの趣旨を説明しました。

 アピールは、▽「原発ゼロ」も視野に、再生可能な自然エネルギーの本格的導入、省エネルギー社会の実現▽「若狭に原発はいらない」をかかげ、暮らしの将来展望を切り開く▽幅広い対話と討論を広げる―の3点で、賛同・メッセージを呼びかけています。

 呼びかけ人は、ほかに、浅岡美恵(弁護士、NPO法人気候ネットワーク代表)、飯田哲也(NPO法人環境エネルギー政策研究所所長)、竹濱朝美(立命館大学教授)、ヨハン・ガルトゥング(国際NGOトランセンド代表)の各氏です。

 賛同・メッセージは、ホームページまでhttp://appeal10000.tumblr.com/





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