2011年10月3日(月)「しんぶん赤旗」

きょうの潮流


 民主党の小沢一郎元代表の資金管理団体「陸山会」をめぐる事件で有罪判決を受けた衆院議員の石川知裕被告は、大学4年の冬、小沢氏の秘書になるための面接を受けました。そのさい面接官役のベテラン秘書との間でこんなやりとりがあったそうです▼「秘書ってなんだかわかるか」「いや、わからないっす」「いいか、歯車のひとつになるんだ」―。最近、石川被告が出した著作には、いかに自分が忠実で優秀な秘書であったかが綿々とつづられています▼それだけに疑問が増します。陸山会の事務担当だった同被告が、土地購入での巨額な会計処理を小沢氏に報告せずに行うことはあり得ないのでは、と▼記者も何度か裁判を傍聴しましたが、複雑な資金移動の理由について裁判官から説明を求められ、石川被告が答えに窮する場面が度々でした▼象徴的なのは土地購入の際、小沢氏から4億円を借り入れながら、わざわざ銀行から同額の融資を受け、年450万円もの利息を支払っていた点。とても「優秀」な秘書がやることとは思えません。裁判官から「そういう形をとる利益は何か」と突っ込まれた同被告は「合理的に説明できない」と口ごもりました▼判決で裁判長が資金移動の不可解さについて「合理的説明がない」と断じたのは当然でしょう。面接官だった秘書は、後に反旗をひるがえし、こう明言しています。「重要なことは、すべてを小沢氏に報告し相談するのが秘書の務めだった」。6日はいよいよ、小沢被告自身の初公判です。





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