2011年10月2日(日)「しんぶん赤旗」
高校統廃合やめよ 滋賀でつどい
高校生・保護者・教員ら
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高校の統廃合は許さない滋賀県民のつどいが1日、滋賀県近江八幡市内で開かれ、高校生や保護者、教職員、地方議員など330人が参加しました。
つどいは、廃校や分校化の対象になっている県立高校のある地域で運動する「湖北の高校を守る会」「彦根・愛知・犬上の高校を守る会」「信楽高等学校を守り、より発展させる会」「ゆきとどいた教育をすすめる会」「県立高校の統廃合を考える会」が主催。運動を全県に広めるための初めての集会です。
つどいでは、「高校がなくなるのに傍観者でいたくない。これからも学校の歴史が続くように力を貸してください」(長浜北高校1年生)、「家計を考えて『私学は受験しない』という生徒が増えている。県立高校の統廃合は高校に行けない子どもをつくってしまう」(教員)などの発言が出され、長浜、彦根、甲賀の各市長のメッセージが紹介されました。
「考える会」の杉原秀典代表世話人(滋賀高教組委員長)は経過報告で、「私たちの運動で統廃合計画を白紙撤回に追い込み、真に魅力と活力のある学校をつくっていこう」と呼びかけました。
「県民のつどい」に先立ち「ゆきとどいた教育をすすめるつどい」が開かれ、教育評論家の三上満氏が講演しました。
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