2011年10月1日(土)「しんぶん赤旗」
「核兵器禁止条約を」の声 国連に
102万人分 署名託す
日本原水協
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ニューヨークで開会中の国連総会に、核兵器禁止条約の交渉開始を求める原水爆禁止日本協議会(日本原水協)の代表団が2日、出発します。これに先立って30日、代表団に「核兵器全面禁止のアピール」署名102万人分余を託す伝達式が東京都内で開かれました。
伝達式では、日本原水協の高田公子代表理事(新日本婦人の会会長)と安井正和事務局長から、代表団の高草木博団長(日本原水協代表理事)らに首長・議長の署名現物と署名目録が手渡されました。
高田氏はあいさつで、8月の原水爆禁止世界大会後、核兵器廃絶と原発ゼロを求めて署名が一気に広がっているとのべ、「署名を伝達できることをうれしく思います」と語りました。
16人の代表団を代表して高草木氏は、「いまが核兵器廃絶を実らせるまたとないチャンスであり、少数の核保有国が決断すれば核兵器はなくせると訴えたい。そのために日本が役割を果たすよう求めたい」とのべました。
代表団は2日から10日までの日程でニューヨークを訪問。署名を国連総会に提出します。国連のセルジオ・ドゥアルテ軍縮問題担当上級代表や国連各国代表部と面会し、同条約の交渉を開始するよう要請します。
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