2011年9月30日(金)「しんぶん赤旗」

「つくる会」系教科書許すな

八重山住民と思いひとつ

那覇 県民大会4周年で集会


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(写真)子どもたちのために、よりよい教科書をの思いを語り合った集会参加者=29日、那覇市

 沖縄県那覇市で29日、「9・29県民大会4周年集会『子どもたちに真実を伝えられる教科書を!』」が開かれ、「つくる会」系育鵬社版「公民」教科書の採択を許さない八重山住民のたたかいを激励しました。

 会場の教育福祉会館ホールは500人を大幅に上回る参加者でいっぱいになり、入り切れない市民がロビーにあふれ、立ったまま熱心に聞き入りました。

 2007年に文科省が教科書検定で沖縄戦の「集団自決」について、日本軍による命令・強制の表現を削除したことに、沖縄県議会と県内全市町村議会が撤回を求める決議をあげました。同年9月29日には県民11万人以上が参加して「教科書検定意見撤回を求める県民大会」を開きました。

 講演した高嶋伸欣・琉球大学名誉教授は、県民大会以降の動きを振り返り、八重山住民のたたかいに「県民大会の意思が生きている」と激励しました。

 集会には、仲山忠亨元石垣市教育長も参加。「子どもと教科書を考える八重山地区住民の会」の大浜敏夫事務局長が、この間のたたかいを報告しました。

 県議会報告をした日本共産党の前田政明県議は、「県教委は育鵬社版不採択を『有効』とする立場を貫いています。ともに頑張りましょう」と呼びかけました。





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