2011年9月29日(木)「しんぶん赤旗」

復旧に国の支援必須

高橋・塩川衆院議員 原発被災地を視察


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(写真)福島県郡山市のビッグパレットで、(同県)川内村の猪狩副町長(左端)から聞き取りをする塩川鉄也衆院議員(右から2人目)、高橋ちづ子衆院議員(同3人目)ら=26日

 日本共産党の高橋ちづ子、塩川鉄也両衆院議員は26日、東京電力福島第1原発事故に伴う緊急時避難準備区域の解除が検討されている福島県川内村、広野町、いわき市を訪れ、復旧計画や国への要望を聞きました。

 郡山市内に行政機能を移転している川内村では、遠藤雄幸村長が、来年2月から村民の帰還を開始する復旧計画を説明し、国の全面的な支援なしにはあり得ないと語りました。

 いわき市に行政機能を移転している広野町では、山田基星町長が「起債するにも国の支援がどうなるのか分からないもとでは身動きがとれない」と指摘。起債で整備した下水道施設が全壊し18億円の残債だけが残っていると語り、「通常とは別枠のルールで対応してほしい」と訴えました。

 高橋、塩川両議員は「大変な道のりですが、しっかり支援できるよう国会でも取り上げていきたい」と述べました。川内村では神山悦子県議、広野町では畑中大子町議が同席しました。

 両議員は、党いわき市議団とともに原発避難者の受け入れと、いわき市民の他県への避難状況、国への要望を市の担当者から聞き取りました。





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