2011年9月27日(火)「しんぶん赤旗」
普天間「移設」推進競う
民「日米合意で」 自「政治生命を」
26日の衆院予算委員会で、沖縄・米軍普天間基地「移設」をめぐり、野田佳彦首相、民主、自民両党の議員が、名護市辺野古での新基地建設を推進する立場で質疑応答しました。
民主党の岡田克也前幹事長は、辺野古新基地をうたった「日米合意」を「進めてほしい」と要求。野田首相は、21日の日米首脳会談でオバマ大統領に「沖縄のみなさんに説明し、(移設の)理解を得る努力をする決意を申し上げた」と答えました。
自民党の石原伸晃幹事長は、「辺野古新基地への移転をぶち壊したのは民主党政権だ」「(前任の)2人の首相がひっくり返したのをもとに戻すのだから、政治生命をかけ来年春までになしとげる気持ちで進めるべきだ」と主張し、期限を切った普天間「移設」を迫りました。野田首相は、「いつまでにと明示することは困難だ」と答弁しました。
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