2011年9月26日(月)「しんぶん赤旗」

「子育て新システム」にノー

15万署名へ出発集会

福岡


 保育を父母の「自己責任」にし営利企業の参入を拡大する「子ども・子育て新システム」に反対する署名活動の出発集会が25日、福岡市中央区警固公園で開かれました。福岡県保育団体連絡会が主催し、県内各地から保育所や幼稚園の職員、保護者、保育園児ら200人近くが集まりました。

 参加者の“ひとことアピール”では「保育園が園児を選べるようになると障害児が受け入れられなくなる心配がある」(福祉保育労)、「幼稚園の職員の労働条件は悪い。幼保一元化されると悪い方の幼稚園に基準が下げられてしまう」(幼稚園職員)など、民主党政権が導入を狙う新システムへの怒り、不安が次々と出されました。

 集会は「国・自治体の責任放棄と現行保育制度解体、保育の市場化だけが残りかねない新システムづくりに断固反対」するというアピールを採択。15万人署名に向けて運動を大きく広げることを確認しました。

 集会後、参加者たちは「新システムより震災復興を」「子どものための予算を増やせ」などと訴えながら市内をパレードしました。





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