2011年9月25日(日)「しんぶん赤旗」
命とくらし守る社会に
大会議案草案を議論 新婦人が中央委員会
新日本婦人の会(新婦人、高田公子会長)は24日、中央委員会を開き、11月におこなわれる第25回全国大会議案の草案などを議論しました。草案は東日本大震災からの復興、原発ゼロ、女性の地位向上、核兵器のない世界など、命とくらしを守る社会の実現に向けて「自然と共生する社会、人権と平和の憲法が生きる新しい日本をつくりましょう」と呼びかけています。
新婦人は、平和や生活向上、女性の権利、子どものしあわせなど、女性の多彩な要求の実現をめざす個人加盟の団体です。
開会のあいさつで高田会長は、大震災以降、社会的連帯がより強まっているとし、「いのちを大切にする日本社会に、みんなでつくりかえていきましょう」とのべました。
米山淳子事務局長が草案について報告。「みなさんの意見でよりよい議案にして、全国大会に提案しましょう」と呼びかけました。
草案はこの間の特徴として、大震災と原発事故により社会の転換を求める声や運動が広がっていること、切実な要求で若い世代の行動が広がっていることを強調。若い世代の多様な要求や関心事を話し合う「しゃべり場」を開催し、要求を実現する運動を広げていくとしています。
新婦人は来年、創立50周年を迎えます。草案は、50周年記念運動「憲法とジェンダー視点でつくりかえよう、いのち守る社会に」を提起。50周年を仲間づくりの大きな前進のなかで迎えることをよびかけています。
また、▽震災復興に向けた息の長い救援活動▽原発ゼロに向けたとりくみや放射線から命をまもる運動▽庶民増税による「税と社会保障の一体改革」や環太平洋連携協定(TPP)に反対するとりくみ▽米軍基地撤去、核兵器禁止条約を実現するとりくみ―など、多彩な運動をひろげていくとしています。
この日は討論もおこなわれ、豊かな活動が紹介されました。
中央委員会は25日まで。全国大会は11月19〜20日、東京都内で開かれます。