2011年9月22日(木)「しんぶん赤旗」
高江ヘリパッド訴訟
協議不成立で結審へ
双方「判決を」
米軍ヘリパッド(ヘリコプター離着陸帯)建設に抗議する沖縄県東村高江の住民の活動を禁じるために国が訴えていた裁判は21日、酒井良介裁判長の提唱による“話し合いのルールづくりのための協議(進行協議)”を行いましたが、協議は整いませんでした。裁判は次回12月14日で結審することが決まりました。
協議は、国、住民側の順で裁判所が個別に見解を聞き、双方とも「判決を求める」との立場を示しました。
国の対応に、住民側弁護団の池宮城紀夫団長は「住民弾圧の裁判を仕掛けてきた国側の露骨な対応が、ますますはっきりした」と指摘。「被告」とされた2人の住民は「私たちはずっと説明を求めてきたが、国は一切答えなかった。(基地ができたら)私たちはここに住めなくなる。どんな判決が出ようとも頑張り続けたい」と語りました。
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